夏の甲子園

夏の甲子園(高校野球)が中止になりました。高校野球ファンとしては夏の一つの楽しみがなくなってしまい、寂しく思います。

実際の高校球児のことを考えると、なんとも言えない気持ちになります。

悔しいだろうな・・・・小さい頃から甲子園を夢見て野球をやってきたのだろうな・・・一生懸命戦った結果で甲子園に出られないのとは理由が違うよね・・・

夏の甲子園中止のニュースに泣き崩れる高校球児たちをみて、涙が出てしまいました。やるせないだろうな・・・・気持ちの整理がつけられないのだろうな・・・

そんな中、仙台育英の選手のインタビューがとても印象的で驚きました。

多くの高校球児たちが泣きながらインタビューを受けている中、彼らの受け答えをする目はすでに覚悟を決めていて、前を向いていました。

もちろん悔しい気持ちや悲しい気持ちは相当なものであると思いますが・・・。

出場を決めていた春の選抜も中止になり、新型コロナウィルス感染が終息していない現状では、夏も危ういのではないか。色々なパターンを考えオンラインで毎日議論を重ねてきたそうです。

甲子園に出たくて、全国制覇したくて、この学校を選んだ彼らが、ここまでの気持ちになるまでには、相当な苦悩があったに違いありません。

何が起こるかわからない今この世の中で、起こりうる事象や起こった事象に対して、どう捉え、どう覚悟し、どう前を向いて進んでいくべきなのか、高校生から教えられた気がします。

彼らが磨いた想像力、適応力、行動力は、今後の人生で大いに役立つと思います。

また、泣きながらインタビューに答える高校球児の言葉の中に「これまで育ててくれた両親に感謝したい」という言葉もありました。

「感謝」という言葉を自然と使う彼らにも感動しました。

人生で最も必要な心は、「感謝の心」だと思います。

社会にでてもその純粋な気持ちを忘れないでいてほしいと思います。

私も改めて「感謝」という気持ちをを忘れないようにしようと、思いました。

 

夏の甲子園はいつも感動させられます。今年の形は違うけれど、また夏の甲子園球児たちに感動させられました。そして教えられました。今年の夏は忘れられません。